オススメコミック
すでに師走も中ほどを過ぎ、これからはクリスマスをはじめ、M-1グランプリ、大晦日、K-1ダイナマイト、元旦、正月、年末年始イベント目白押しですが、何も予定がございません。というか、仕事ですが、なにか? 年末年始に店を開けても寒いだけでどうせ儲けもないのに……と、毎年末、こんな愚痴ばかりの瀝青です。こんにちは。
来年はこんな愚痴をこぼさなくても済むように、ちゃんとドアと壁があり、週休2日で、ボーナスの出る職場に移ります。これ、2008年マニフェスト(笑
さて、今日のブログは何を書こうかと、さっきから悩んでいるのですが、ウチは休みが少ないうえに最近は、その休日も体調不良や風邪、疲労etc...で寝込むことも多く。布団の中でゴロゴロと漫画を読んだり……そうだ、漫画にしよう。
というわけで、瀝青的オススメ漫画。このブログのプロフィールに私の好きなコミックも書いてありますが、それとは別に最近ハマった作品をご紹介。
家だけでなく、昼休みにスタバでもよく読んでます。ブックカバーを付けて小説を読んでいるように偽装して、実は中身は漫画(笑)余談ですが、私はこのブックカバーを密かにコレクションしています。よく「Loft」や「ハンズ」で買いすぎてしまうんですけど。最近のお気に入りは薔薇柄。
1作目は矢口高雄の「マタギ列伝」です!
……いきなり投げっぱなしジャーマン的な。ちゃんと着いて来てくださいね。今時の若い子は絶対に手に取らないであろうチョイス。もう30年以上前の漫画です。「釣りキチ三平」で有名な作者さんですね。私は手塚治虫で育ったので古い漫画や画風に全く抵抗はないのですが今風な綺麗なイラストに慣れてる人にはかなり濃く感じられるかもしれませんね。
大自然の中で猟銃1本を手に生きるマタギ(狩人)達の、その狩りの技能と野生動物の本能の戦い。いかに動物の習性を知り、それを逆手に取った狩りを行うかという熱い物語。主人公は三四郎という若者で、彼は捨て子であり、その生い立ちの謎も絡めてストーリーは展開していきます。自然を敬うことを忘れず、自然の恩恵にあやかって生きることへの感謝、そして自然を守り、自然の中で生きるマタギ。文明社会に隔離されてしまった我々にはない「人間」という命の生き様が熱いのです。読み始めると止まらなくなりますよ。
2作目は石ノ森章太郎「九頭竜」を!
えー、さらに濃いです。無理に着いて来いとは言いません(笑)時代劇漫画です。主人公は「ハゲ」で「三白眼」で「ゴリもみあげ」と、今のコミックには悪役としても登場させてもらえないようなオヤジです。
富山の薬売りとして全国を行脚しながら、実は裏の顔は暗殺屋。そして彼は記憶喪失で失われた自分を取り戻すために旅をしているのです。唯一の手掛かりは「九頭竜」の金彫物。この彫刻に秘められた謎はストーリーが進むにつれ大きくなり、それは幕府転覆にも繋がる巨大なものへ。
それぞれ1話完結の物語の連作ですが、1話ごとの少ないページ数の中でストーリーを物語る上手さ。小説なら「行間を読ませる」と言いますが、これは「コマ間を読ませる」とでも。コマとコマの間の空気を感じさせるテクニックに酔わされてしまいます。
これにハマってしまうと今のコミックのダラダラと長くて締りのないストーリー展開には戻れなくなってしまいますよ。
今は横山光輝の「兵馬地獄旅」を読んでます。え? もう濃い漫画のレビューはいらないですか?(笑)これは抜け忍・兵馬が、服部半蔵に狙われる物語。あの伊賀忍者頭目の半蔵が敵役というだけで燃えません? 燃えませんか? そうですか。
そんなこんなで「濃い」作品ばかりになってしまいましたがどれもオススメです。酒の肴のように慣れるまではくどいかもしれませんが、ハマってしまうと、その旨みから逃げられなくなりますよ。興味をもたれた方は、ぜひ。
こんなに「濃い」なんて文字ばかり並べてないで2008年は「恋」もあるようにマニフェストに付け加えておきます(笑)
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